先月の最終日曜日に開かれたユングの「ヨブへの答え」の読書会レポート
第一回は本文に入る前に予習として
ユングの略歴、ヨブ記のあらすじ、それとヨブへの答えの序文をやる
二時間がわいわいがやがやと喋っていたらあっという間
参加者全員が哲学を学んだ経験がないので
議論も論理的というよりも、直感的な物が多くなる
これでいいのか良く分らんけども、面白かったし色々な事を考えられたのでそれで良し
因みに、ヨブへの答えが選ばれた理由は
Sさんが、石川さまにヨブへの答えを読めと言われて読んだけど
その時は良く分らなかったのでみんな一緒に考えてくれとの事
となると俄然やる気が出てくる
つまり、オレが一番分かってやるというやつ
が、その序文、ゼーレ(こころ)という概念がサッパリワカランし
集団的無意識もワカランし元型もワカラン
そしたら、ゼーレは英訳ではソウルとのこと
心でなくて魂と捉えるとなるほど良く分る
元型は遺伝子に刻まれたもののように、文化が違っても人間に共通した振る舞いや行動をさせたり思考をさせたり神話などの発送をさせる鋳型
とのこと
これは鋳型で遺伝子に刻まれた物なので変化しない物で人はそれを複数持っているとのこと
そして、これらの元型はその元型を外に表そうとする運動性を持っていて、それが本能に突き動かされた行動のようなものになるらしい
そして、集団的無意識は
その元型の外側(元型の方が深層意識に位置する)にあり
その元型をひとくくりにまとめた膜というか袋のような物で
それは人間の先天的な無意識的構造で
これも同じように典型的な人間の行動、神話、振る舞いのパターン、宗教的観念、芸術が
ほっといても勝手に生まれてきてしまうという原因になるものらしい
そろそろスペックオーバーだけど
今回のユングはここまでで、後はヨブ記のあらすじをなぞりながら神様の悪口を言い合った
というわけでヨブ記のあらすじ
昔々、ヨブという無垢で正しくて神を敬い、悪を避けていて
その上に金持ちの、いいおとこがいた
ある日、それを見ていた神様にサタンすり寄ってきて
以下ヨブ記からの引用
「ヨブが、利益もないのに神を敬うでしょうか。あなたは彼とその一族、全財産を守っておられるではありませんか。(略)ひとつこの辺で、御手を伸ばして彼の財産に触れてごらんなさい。面と向かってあなたを呪うにちがいありません。」
主はサタンに言われた。
「それでは、彼のものを一切、お前のいいようにしてみるがよい。ただし彼には、手を出すな。」
という感じで全知全能なはずの神様はヨブの信仰を信じられないし
ヨブを不幸にしたらどうなるかという未来に何が起こるかの予想もつかない上に
あろうことか、ヨブは悪を避けているのに神様はサタンにたぶらかされてしまう
何てこった
そして長くなるので、省略するけど
財産を奪ったくらいではヨブは信心をやめない
それを見たサタンはヨブの命に関わりがないからだというと
神様はまた勝手にしろといってサタンはヨブを重い皮膚病にかからせて
激痛を走らせる
すると、ヨブも最初の内は神様を信じ救いを求めるのだけど
願いが届かないと知るとどんどんと心がすさんでいって
神様に悪態をつき始める
そしてそれを見た友人はみっともないからやめなさいみたいな感じで
神様は正しくてお前が間違っていたんだからしょうがないじゃないかと諭しに来る
でもヨブ自身は身に覚えがないので暴れ回る
が、知っての通りこれは神様のイタズラのようなもので
ヨブに咎はないけど災難に遭い
でも、周りの人はそれを知らないから報いだから諦めろと言われる悲惨な光景になっている
が!
この話、それでヨブが死んでオシマイという話ではない
ヨブがあんまりにも悪態をつくから
最後の最後に全知全能な筈の神様はマジギレしてしまう
そして怒った神様はヨブの前に急に現れてきて延々と自分の力を誇示しはじめる
お前は稲妻を起こせるのかとか大地を作れるのかとか
凄い量の力の誇示を延々と述べる
そうするとヨブは弱っちゃう
とりあえず、あやまる、もう反論しません主張しませんという
が、神様はそれでは収まらない
以下引用
お前はわたしが定めたことを否定し
自分を無罪とするために
私を有罪とさえするのか。
といって、また力の誇示を延々と始める
とは言え、神様の方が悪いはずなのだけど
神様は圧倒的な力を見せつけヨブに何も言う隙を与えない
かなりのジャイアン的思想
そしてヨブは、今一度、マジで平謝りすると
神様は機嫌が直って許してくれちゃう
そして結び
とは言え、神様はヨブを許したけど
悪態をついていたヨブに神様に付いて知った顔で
説教していた友人達が気にくわない
とりあえず説教をして、ヨブの所に行って生け贄を捧げろとか言う
友人も神様には逆らえないのでそうすると
神様はご機嫌になってヨブの財産を元の倍にして
財産を奪うときに殺された3人の娘も7人の息子も生き返せないけど
代わりに同じようにそれから子宝に恵まれた
そして、その後140年も生きて老いて天寿を全うしました
めでたしめでたし
っっっっっっっっんなわけあるか!!
まず、この話には妻が出てきていない
恐らく当時は複数の妻を抱えていただろうから
子供も多かったのだと思う
そこら辺をぶっ殺して、代わりに若い妻を手に入れさせて
(これでは女性が家畜と・・・フェミニズムの人に殺されそうな内容だ)
子宝に恵まれればヨブ的にはオッケーなのかもしれないけど
物事が善か悪かでいったら間違いなく悪だろう
恐ろしい神様
という悪口をみんなで言い合う
そしてこれを読み解いたのがヨブへの答えとのこと
次回は12月の半ば
しっかり予習せねば
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